BETTAKO -其の199-

先日アップした記事が、
誤解を生じてしまったようで申し訳ない。
BETTAKOはまだまだひよっ子だが、
廃業するにはまだまだ。

というか、まだ本気を出していない。
この街でやらなくてはいけない事が沢山ある。
鹿児島も含む、取引のある各地の蔵元、
小さい酒屋や客人さん達の為にも、
まだまだ、腰を据えてこの地に根をおりした
からには、ゆっくりと状況を見極めながら
商い歩むのが、一番である。

今回、ご心配のお声を多く頂戴したのは、

大分県佐伯市に古くから佇む焼酎蔵のこと。

令和3年となった今年においても、

廃業を決める蔵元が、現実として存在する。

酒業界は表向き、日本酒などの人気も伴い

栄えているように見えるが、実は…製造を行う

蔵元以上に、日本全国の小さい地酒専門店は

苦渋の決断で廃業する酒屋も現実にある。

メルヘンな話ばかりではない。

日本酒や焼酎、ワインなど…屋号の名を残せた

酒販店は勝ち組であり、片田舎の小さい酒屋は

手数料を支払うネットショッピング等を用いて

試行錯誤を繰り返してはいるものの、

蔵元⇔酒屋との距離感を詰めれない酒屋は、

静かに幕をとじるのも実情が、どこかの街に
必ずある。非情な物語が酒業界にはある。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具