繁華街の飲食店が乱立している佇まい
とは異なり、いろんなSTYLEの店や、
人気店が軒を連ね建ち並ぶ板橋駅周辺。
閑静な路地裏に佇む、小さい酒場に
態々一店一入頂き感謝しかない。
また、先々週同様、4日間商いできた事にも
感謝しかない。
そんな休みの月曜日。
睦月の真ん中、池袋時代から大変
お世話になっている方に一本願いをした。
名工で知られる吉友の下で多くを
学んだ方とは、もう16年の付き合いとなる
刃物鍛治の人である。
スリムな仕上げではあるが、鋼を用いて
刃裏まで強度を持つ一本をお願いをしていた。
ようやくできた。先週土曜日早朝の電話。
現物を見てもいないが、気が早まる。
車窓から眺める景色は、ビルが建ち並ぶ
景色から、徐々に素朴な田園風景が
広がっていく。
繁華街に比べれば、下車率は極端に低い
都心から少し離れた、空き家となった
燕の巣が似合う駅。
駅前には数店の商店と、昔ながら商う
タクシー乗務員の憩いの喫茶店で、
待ち合わせた。
昔ながらのカラン♪カラン♪と
カウベルが鳴る喫茶店で、仕上げて頂いた
品を手に取ってみた。
軽過ぎず、重過ぎず、刃渡りは15.5cm、
鋼を用いて完全受注生産一点ものの一本は、
想を越えた素晴らしい仕上がり方だった。
相変わらず素晴らしい仕上げですね。
急に携帯に電話してきて、スリムな牛刀って
できますか?って、BETTAKOさんも
相変わらずだね。
そもそも池袋時代のお客であったが、
焼酎ブームが縁となり、そこからの付き合い。
お互い、職人らしく尖ってた時代の話を
昔ながらの喫茶店で、交えた休みの日だった。
感謝。
0コメント