3度目の緊急事態宣言が発令された
25日の日曜日。休業を選ぶ選択肢も
考えなかったわけだわない。
酒場にとって酒が出せないから休む?
確かに…酒類収益が主な酒場にとっては
今回の緊急事態宣言はハードパンチと
言って良いだろう。
しかし…本当にそうなのか?自問自答を
繰り返しながら、街の人の流れを見ながら
思いに更けてみた。
何ができ、何ができないか。
市場の人々は昨年の4月の痛みを知っている。
気持ち悪いほど誰もいない豊洲市場の
あの光景は、今も忘れることがないだろう。
豊洲が動いていてくれて助かった昨年。
市場が動いていなければ、休業を考えていた。
しかし今回も豊洲はちゃんと動いていてくれる。
政府と都政は、飲食店に対して
ちゃんとエスケープを設けてくれている。
◎酒類の提供は休業。
◎酒類提供せずの営業は20時まで可能
池袋時代、長年お世話になった役所の方に
昨年同様、連絡を入れてみた。
その答えの導きは、昨年と変わらず、
与えられたルールの中、営業をする上での
多くのアドバイスは、活力にもなる。
宣言が発令する2日前。
急遽、鹿児島県日置の蔵に電話を入れ、
お互い協力出来ることは、協力をする。
アルコール度数、1%未満の飲料。
それはホッピー瓶、樽生のホッピーも同様。
アルコールは入れることはできないが、
雰囲気は楽しむことはできる。
市場が動いていれば、食材を仕入れて
肴として造り変える事もできる。
休んだら、微力ではあるが、仕入れ先が
一つのカケラが零れ落ち、仕入れ先も苦しむ。
それが昨年の4月7日。初の緊急事態宣言。
休むのは勝手だが、仕入れ先や生産者のため
と綺麗事抜かしてた、飲食店は偽善者か?
酒の提供が出来ないからと、休むのは
筆箱がないから、今日学校休むと一緒の
言い訳に近い。ルールの中でやれる事はやって
それでも、先行きが見えなければ、その時
初めて止めればいい。
そう店主である自分は考えている。
昨年同様、酒場としてではなく料理屋として
与えられたルールの中で、5月11日まで
暖簾をかける。
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