BETTAKO -其の208-

緊急事態宣言の延長は想定の範囲内。
ただ…酒類の提供は、この緊急事態宣言でも
まん延防止等重点措置になっても、
飲食店にとっては何も変わりません。
それは先月23日の出来事。
まん延防止等重点措置の強化策において
内閣府の発表によると酒類の提供終日の
自粛という文言が追記されました。
▼概要▼

どうゆうこと?
つまり…緊急事態宣言が解除されても
まん延防止等重点措置が解除されない限り
半永久的に酒類の提供が禁止となる。
ということになります。

アルコール度数1%未満のノンアルコールは
除外対象の為、ビール、サワー、日本酒、
焼酎、梅酒、ワインなど多くのノンアルコール
類飲料が令和3年になって、フォーカスが
当てられてます。

とはいえ、ノンアルコールビールの最安値は
350ml缶で118円前後。販売価格を500円と
設定しても、所詮ノンアルコールですから
お酒が好きな人にとっては、物足りなさを
感じることでしょう。

それは乙類焼酎分類にあたる芋焼酎も同じ事。
鹿児島県日置市に古くから佇む創業明治16年
の小正醸造の主銘柄「さつま小鶴」は、
日置市の代表銘柄として古くから
知られて来ました。
【小鶴ZERO】
2011年4月7日発売、アルコール度数0.00%
カロリー0、糖質0のトリプル0飲料。
発売の一報は当時、池袋時代のBETTAKOに
パッケージサンプルが届いた記憶があります。

2011年時は売れないかもしれないが、
いつか必ず人の手に渡る商品になると
当時、小正醸造の工場長と会話を交わした事が
まさか…時を経て2021年。10年の時を歩み
ノンアルコールの文化が到来した。

とはいえ…。
薄い焼き芋のお水を想像させる味わい。

オイオイ。オレを誰だと思ってるんだ?
そこら辺の偏った考えの焼酎屋と一緒にして
欲しくないもんだね。

思考から嗜好の発見を生ます。
ノンアルコールを見縊らないでほしい。
ちゃんと、経験と知識と手間をかければ
ビンの中に眠るアルコール度数0.00%の
味わいも、不思議な事に眠りから覚めてくれる。

それが20年の経験でありヲタでもある。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具