BETTAKO -其の293-

今週は、7月15日の祝日まで商う。

Rちゃん!
海の日に合わせて、海の幸を
仕入れるなんざぁ粋だね…と、
冗談混じりはもう慣れている。
他愛もない会話を重ねながら、
15日までに必要な品々を分けて頂いた。

クーラーバックを転がしながら歩く帰り道。
ポトッ。
生暖かいものが顔に着く。
手で拭うと、鳥のフンだった。
上を見上げると、小さな鳥が、
澄まし顔で、電線で休んでいる。

おい!鳥!汚ぇーな。
そんな事は不思議と思わず、
ただただ着ていた服に着かなくて
良かったと思った。

鳥だってわざとでは無いし、
飛んでいたら、たまたま電線を見つけて、
休んでいたら、たまたまもよおしたから、
したらたまたま私の顔に、たまたま落ちて
きただけ。

確率論の数字はよく分からないが、
頭でもなければ、服でもない。
偶然…たまたま…顔に落ちてきた。

そんな7月13日にウンが付いたぜ。
そう思いながら仕入れ帰りな道だった。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具