先日の晩。
たかが、4年のお付き合い。
私からすれば、されど4年のお付き合い。
島根県出雲市→路地裏酒場。
お疲れの中、態々ありがたい、
そんな蔵元が訪れた晩でもある。
全国津々浦々には、1000を超える
日本酒を醸す蔵がある。
その中の内、出会いとは面白いもので、
キッカケとなる記憶は今もあるのも、
実に面白い。
古式製法の蒸溜酒を醸すのは、
日本酒と異なる重労働で大変…と、
お会いした時から仰っていた。
古式製法を用いて、乙類の蒸溜文化を、
継承しながら醸されていた蔵元は、
時代と共に、造りを辞めていってしまう。
2020年某所。
口にした古式製法の蒸溜酒に、衝撃を覚えた
記憶が今もある。
消えゆく銘柄達の物語を、某所に佇む
店の主人と会話を交わした記憶もある。
売れそうだから扱うのではない。
売れるから扱うでもない。
長きに渡る、歴史と文化を絶やす事を、
何としても、避けなければならない。
そう思った事を今も覚えている。
その時から4年。
二次産業の製造メーカーと、消費者との
関係性を、どう地場産業の架け橋に繋げて
ゆけるかを、常日頃から考えている。
一次産業となる、農家が居なければ、
立派な酒は生まれる事はない。
ノンフィクションでリアルな体験と経験は、
現場で生じている。
その事を伝え導くのが、私のもうひとつの
お役目でもある。
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