BETTAKO -其の306-

お店が定休日の先日月曜日。

妻と2人で、山手線と中央線に揺られて、
15年ぶりの吉祥寺に辿り着いた。
中央口から北口を出て、ちょいと路地裏の
一角に佇む吉祥寺シアター。
平日の初めとはいえ、多くの方達が、
私達2人の目的と重なっていた。

まずは、御父様にご挨拶。
家族ぐるみのお付き合いは、
もう…かれこれ…と長きに渡らせて頂いている。

物語の舞台は、高知県西部の節工場。
終始幡多弁によって描かれつつ、コロナ禍の中、
経営難の節工場に、空き巣が入るところから、
物語が徐々に展開されてゆく。

舞台に立つ彼女は、俳優(女優)として
更に磨きがかかり、迫真の演技、そして
人間の深層内に秘められた、表現内容に
私も思わず、ポロリと涙が溢れた。

夜の吉祥寺…。妻と入った酒場で、
奈央の古い思い出を語り合った夜でもあった。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具