BETTAKO -其の331-

この街に移転し8年6か月。
1981年ー2017年まで長い年月を煌びやかな池袋で
商売で来た事は自身にとって貴重な経験値を得る事が
出来たんですよね。

先日も…。
二軒目どうする?+松岡昌宏さんのファンの方が
ご遠方からお越しになりましたが、松岡さんファンの
方々達は皆さん同じ言葉を残されてお帰りになります。

松岡さんのサイン。
その一筆の中に【最高】と綴られたサインは、
日本全国で数件しか無い貴重なサインと語られ
お帰りになられます。

主題に戻りますが、板橋エリアで商わさせて
頂いてる身としては、変形性超地域密着型の街で
どの様に差別化を図ってるのかという疑問などを、
時折...同業の方々達なのでしょう問われる事があります。

輸入品馬肉(アルゼンチンなど)を低下価格で提供店や
やきとんなどの文化、老舗の居酒屋などが
犇めき合う街の中で商わせてもらってます。
現代の日常会話の中で
「コスパが良い=単に価格が安いお得である」という
意味で使われがちですが、本来は価格の低さだけを
指す言葉ではないんですよね。

コストパフォーマンスの本来の意味は、
「支払った費用(コスト)」と
「それによって得られた効果・性能(パフォーマンス)」を
対比させた度合いですよね。
飲食において単なる「美味しい」お店は星の数ほどありますが、
美味しい以上の価値の伝達と顧客の記憶や感情に残置する為の
重要なマーケティング手法が、ストーリーテリングなんですが、

飲食店のブランディング構築において、単に「美味しい店」で
終わるのではなく、「この店でしか得られない価値・体験・印象」
等を顧客の中に定着させるプロセスがとても重要だと
思ってる自分もあります。特に小さな個人店等では、店の主人の
個性と一貫性が最大の宝物になるんじゃないかな…と
思うんですよね。

例え店舗土壌が超地域密着型のエリア内で、ビジネスモデルを
定着させる場合、過度ななれ合いはお店自体のコンセプトや
ストーリー性に大きなブレが生じてしまいます。
地域住民との些細なことで生じる人間心理の妬みや嫌がらせに
対し一線を引くポイントへの判断や勇気が重要でもあります。
では何故、徹底した差別化の中でBETTAKOという
ブランディングが成立したのか...それは池袋時代からの経験や
知識と移転後の経験と知識を冷静に見極め融合させた事が
ブランディングへの確立といっても過言ではありません。
勿論、二軒目どうする?やおとなの週末板橋エリア初の
金メダル受賞など、メディアのお力添えもあってこその
お話かもしれませんが、

私的に日々の商いや歩み続ける事は、ただ普通の感覚で
その普通という感覚こそ、飲食においてお酒と料理の
【価値】というコンセプトを長年の経験値+現在の経験値の
中で今のBETTAKOというお店が滝野川の路地裏で
酒場のガストロノミーをただただ追及しているだけ
なんですよね。



酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具