BETTAKO -其の131-

秋分の日の先日。
温め続けてきた、イベントの打ち合わせをしてきた。
BETTAKOが焼酎のイベントを継続しなくなったのは2008年。
目まぐるしく激変した焼酎の裏事情によってなのかもしれない。

各市町村、郷土のラベルに相応しい、さつま焼酎や、
みやざき焼酎のゆるく慈しみのあるそのラベル達は、
権力を持つ酒販店の力や、商標登録問題、課税対象といった
【大人の諸事情】により、激変していく形となる。

あれから11年。
もうそろそろ...かな?

日本酒ブームも、少し落ち着きを見せてきたころ。

そのタイミングを見図って、酒友人に声をかけ賛同してくれた。
温め続けてきた思想を企画書として打ち込む。

BETTAKOは古くから、酒屋の柵も、飲食店の柵も孤立無援。
しかし、焼酎に対しての熱量と、経験値は誰にも負けない、
そんな自分流に思っている。

権力酒屋や主力飲食店が、取り扱う銘柄の蔵にフォーカスを
当てるのではなく、歯を食いしばり、この先どうなるのだろう...。
刹那の念に抱かれている蔵に、BETTAKOはある。
それほど、鹿児島・宮崎・球磨・琉球・長崎・大分の製造
ブランドは危機的状況化を、今もなお歩き続けている。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具