BETTAKO -其の136-

焼酎と向き合う事27年。
BETTAKOの2代目店主として、芋焼酎などの
乙類焼酎と向き合い続けて19年。
もっともグレーゾーンなJAPANアルコール
甲類焼酎と向き合い17年…。
BETTAKOちゃんは、まだまだ駆け出しの
転校生ではありますがね、態々、電車で
ガタン♪ゴトン♪と揺られ、暖簾を潜られる
客人さん達に、感謝の二文字しか浮かばぬ店主。

自由気まま、自然流にやらせて頂いております。

昨夜の水曜日。
檜のカウンター上がり框の高座。

赤羽にお住まいの客人さん。
池袋ては長くやられてたんですか?

昭和56年からですから、36年の節目で、
一度、幕を下ろさせて頂きました。
古新に感謝しかありませんよ。

料理の諸先輩からも、客人さんからも、
そして蔵元さんからも、どうして?板橋?

常日頃から、そんなお声を頂戴しますが…。
店に立ってくれている嫁さんも、そして私も、
棒切れ振り回すほどの、若さはござんせん。

ゆっくり歩いていきましょうよ。
それが、私達夫婦の答え合わせでして、
流行りの波というものは、わたくしには
性に合いませんで、お越し頂いた客人さんに
私の芸を見て頂く、ただそれだけでございます。

わたくしの高座をご覧頂く方は皆いっしょ。
古参だからどうこう。新参だからどうこう。
そう言った、面倒臭いのは苦手なもので…。

お声を頂戴すれば、お声をお返しします。
ただ、客人さん、それぞれの間合いというものが
ございますので、私からは、その間合いに
踏み込むことはございませんよ。

それが、丸くなったBETTAKO店主でしょうか。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具