BETTAKO -其の193-

電気敷毛布の魔力に負けたさ。
変な時間にラリホーマをかけられ、
変な時間に目が覚めた。
月曜から仕掛けたIllustratorデータを
仕上げたものの、やり掛けだった細かい
作業をBBCを聴きながら、ペンカッターで
カッティングをやり終えたこの時間。

今週も滝野川で商い始める木曜日。
BETTAKOの看板をこの地に掲げ、
池袋時代から暖簾を潜る酒客達や、
時折訪れる蔵元達は、酒と肴に対する
舌が利く。

高い身銭を払えば、それ相応の店で
済ませられる。貧した財布の中身を
裏っ返して飛び出てきた漱石一枚で
楽しめる店は、それ相応の味わいでもある。

酒と肴と値段。
丁度良い塩梅の三つ折られた名店と呼ばれし
店は、背の高い建ち物の街の中に、ひっそりと
溶け込んでいるというもの。

それ位が丁度良い。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具