BETTAKO -其の248-

明日、水曜日の東京。
最高気温は4度、最低気温は-3度となる…
そう聞こえた。

ある意味…明日は市場は休みとなれば、
寒き風が吹き荒れる今宵の火曜日に、
市場に赴いて良かったのかもしれない。

そんな仕込みの最中。
トン♪トン♪トン♪と扉を叩く音に目をやると
荷物を届けてくれたようだ。
寒い中ご苦労様だったね。
いえ。仕事ですから…と会話を交わし
丁寧に包まれた品物を受け取った。
春夏秋冬。
季節問わず、池袋時代からの猛者達が啜る、
湯割り用のお湯は、都内随一の消費量を誇る…
それはウチならではなのだろう。
本格焼酎たるニッポンの蒸溜酒を、季節問わず
老若男女の酒客達がグラスから立ち昇る
湯気と風味を堪能する光景は、ある意味
BETTAKO brandingのひとつなのかもしれない。

日本酒に比べ華やかな風味や酸味などは、
圧倒的に劣るべき短所かもしれないが…、
ただ唯一、嗜む側のスタイルに合わせた、
多種にわたる飲み方は、
本格焼酎の長所とも言えるのだろう。

酒場BETTAKO

昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具