商いの明かりを定刻に灯す。
その行灯の明かりは、路地裏の小道を照らし、
酒と肴をお求めになられた方々達の
談笑する音色達が、築47年の借小屋を
凛とした空間の中で包んで頂いた。
そんな先日。
ガラガラ♪
引き戸を開ける音と共に、丁度ひと席空いた
カウンターの端に腰を下ろされた。
態々…訪れて頂いた酒客、それは知る人ぞ知る、
そんなお方でもある。
今年7月の8日と9日の二日間お休みを頂いた。
それは…福岡のPayPayドームで開催される
【本格焼酎・泡盛とうまいもん祭】において、
トークイベントのゲストとしてお声を頂き、
20年ぶりの福岡でご登壇させて頂いた。
主人:その節は、大変お世話になりました…。
そう、会話の端をその笑顔で温める。
まさか…U先生が、この路地裏にお越し
下さるとは、何とも恐縮なる晩でもあった。
日本の醸造酒、そして日本の蒸溜酒、
果たして…
何人の方がこのお方を知る事だろう。
ましてや、この滝野川の土地で…。
本格焼酎不毛の土地、態々この路地裏酒場の
暖簾を潜られた事に感謝しかない。
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