滝野川の夕刻。
商いの明かりを灯す。
この時期になると、時折スマホに着信が届く。
主要沿線からワンクッション外れた駅板橋。
Novel coronavirus 通称2019-nCoVの影響で
各イベントが中止になった蔵元達が、
こっそりと暖簾をくぐる時期でもある。
檜のカウンター越しから、
いろんな形で飲み方の注文が入る。
自分は造りや知識のプロではない。
瓶な中身で眠る、本来の旨味だけを純粋に
引き出すだけのスタンスを貫いている。
それは日本酒でも焼酎でも同じスタンスである。
造りの上での知識なんて必要ないと思っている。
酵母がどうで、麹がどうで...。
そんなことは自分にとってはどうでもよい。
ウンチク垂れ流す暇があるなら、瓶の中身に眠る
本来の旨味を引き出す努力に専念する…
ただそれだけである。
料理の手仕事だけにフォーカスを当てるなら、
それ相応のお店で堪能はできる。
お酒の手仕事にフォーカスを当てるお店は
ありそうでない。
売れればいい・・・。
それだけでは、納得ができない。
メーカーのイマジネーション膨らませる
打開策のキッカケとなる…ただそれだけで
BETTAKOは充分である。
※三月のお休みを掲載しました。
BETTAKO -其の149-
酒場BETTAKO
昭和56年創業。池袋東口で長きに渡り営み続けてきたBETTAKOは2017年12月に一度幕を下ろし、2018年2月JR板橋駅東口徒歩3分程、滝野川の路地裏で、本格焼酎・樽生ホッピー・数種の日本酒、日替り献立と共に静かに商わせて頂いております。尚、同じ屋号の酒場が御座いますが、当店とは無関係の酒場で御座います。店主敬具
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