何年ぶりだろう…話を交えたのは。
スマホから聞こえる声。
星印を印綬した宿泊業の総料理長。
懐かしさの中に、少し老いたその声は、
時が流れたことを示すのだろう。
covid-19は、多くの人のスタイルを
変えてしまった。
ルールの中で、商いをさせて頂いてる身。
日々ありがたい。一日中に感謝しかない。
昨夜もそうだった。
1階、2階とも客席数を制限して、
馬鹿正直にルールを守って商う日々。
暖簾を潜ったが、腰を下ろせなかった
方々に、申し訳ない…日がめくれた今も、
傘をさし、路地裏に足を運んでくれた事に
申し訳ない…。
今宵は、33度の東京。
外は晴れ空だが、心は曇り空。
それが高座を構える側の心内でもある。
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