蝉の音を聞くと夏らしさを想ふ。
鈴虫の音を聞くと初秋らしさを想ふ。
あっという間に、8月になった感。
漁師、生産者、製造者の人々に感謝。
市場の人々に感謝。客人さん達に感謝。
素材を見なければレシピは生まれず。
手にした素材でお前は何ができる?
常に閃きだけは忘れたくも無くしたくもない。
酒と料理。
己にとっては芸人でしかない。
己が抱えるネタの数。
雑な組み合わせは、見てくれはいいが、
味覚と風味に雑が生まれ、単純なネタは
飽きられる。
ほう。そうきたか。
態々このご時世、カウンターという
場舞台の前に腰を下ろし、己の芸を
見にきてくれるわけだから、感謝しかない。
料理とつまみは紙一重で異なる。
つまみとおかずは、二重で異なる。
それは酒の世界も混一である、故に
路地裏に足を伸ばしてくれる客人さん達の
ために、今宵も暖簾をかける…そんな
日が日々続く。
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