少しだけ解析を行った先日。
友人でもある造り手、そのコンセプトを
探る為J.S.P経由で届いた銘柄でもある。
瓶蓋を開け、香りを嗅ぎ生で味わってみる。
確かに…。麦冠の余韻、樽で寝かせられた
風味とのコントラストは、プラットフォームを
コンセプトとした全体的なバランスには、
まだ試行錯誤が必要にも思える。とはいえ…、
風味の中に眠る、微かな苦味と雑味は、
確かに彼ならではの仕上げ方らしい。
ストレート時の分析結果
Am:a+3.75(2.95mm) Kr:ba+3.66(2.54mm) At:b-2.95(3.5mm)
湯割り時の分析結果※5種の水を使用。
K1:Am:bc+3.44=26s(3.45mm) Kr:bb+4.00=36s(3.64mm) At:bc(b2-2B)-3.80=3.75s(4.20mm)
K2:Am:ca+3.47=39s(4.24mm) Kr:b+4.56=39.5s(3.34mm) At:b-(cc+2B)3.60=41.4s(3.95mm)
N:Am:a-4.53=51.5s(4.14mm) Kr:ba-3.90=105s(4.43mm) At:cb+(ca-1s)3.67=109s(3.93mm)
O:Am:b-4.50=72s(3.57mm) Kr:a-(b2c=2a-)4.5=69.5s(4.40mm) At:cb+1a-//4.25=102s(3.97mm)
Bo1K :Am:c+ab-//4.12=52s(3.64mm) Kr:b+c-1b:3.30=57s(4.02mm) At:bc-(c+2-2b):4.16=94s(3.96mm)
B1o2K :Am:ac-//2b+:4.0=57s(4.24mm) Kr:c-a1:b-24.5=99s(3.79mm) At:bc“-4.25=114s(4.66mm)
◾️Best N114s(3.87mm=b-30.32-25s)
ロック時の分析結果:2種の器2種の氷使用
ロックA:Am:b++k:1(96s=5.0mm) Kr:c+:k1(103s=4.10mm) At:bc+(124s=4.03mm)
ロックB:Am:c+2b:k2(97s=4.63mm) Krcb-1b:k2=3(115s=4.05mm) At:cb+(1+2cc++):(125s=4.15mm)
◾️Best b-k/1=2.5(115s=4.34mm)
水割り時の分析結果※4種の水を使用。
K1:Am:b(a1/2b)-m36.5%=(3.43mm) Kr:b'(c+1+b2)+m41.5%=(4.00mm) At:a(c-b1)m50.5%(4.66mm)
N(r):Am:a(b+ac1)m38.9%=(4.05mm) Kr:b(c++1-b2)m51.5%=(4.42mm) At:b(b-2a+c)m55.5%=(3.77mm)
O(g):Am:a(c2-bb+1)m61.4%=(3.95mm) Kr:bb-(c1+a1)m55.6%=(4.00mm) At:a(cb1-ab+)m44.5%=(4.16mm)
K2(md):Am:b(cc-1:2b)m45.5%=(4.05mm) Kr:c(ac+2-ba1)m56.5%=(4.43mm) At:b(c-m52.5%=(3.95mm)
M2:Am:c(a+1+c++)m60.5%=(4.44mm) Kr:b(c2-1a=1b)m55.0%=(4.20mm) At:b(c-1+bb1)m59.0%=(5.05mm)
◾️Best M2m52.5-58.7%=bc+1(4.55mm)
この銘柄もそうだが、私にとって燗をツケル
それは製品本来のコンセプトを探る事であり
どんなSTYLEの銘柄も長所があれば、
短所がある。その明確な答えを探る事こそ、
私ながらの技術追求の真骨頂でもある。
割合%温度等、見誤りは許されぬ領域は、
彼が造り上げた【Bakkan】本来の性格、
ポテンシャルを研ぎ澄ませつつ、
蒸溜酒特有の多く重なり合うレイヤーを、
一枚一枚切り離し拾い上げてみた。
燗付け時の分析結果※4種の水を使用。
K1:Am:c(2a-b1)+m545.5%=(4.05mm) Kr:b(c+2a=1c-a1)m40.4%=(3.96mm) At:c(1b+c++2a)m55.7%(4.25mm)
N(e1):Am:b(c1a-ba2)m37.7%=(4.15mm) Kr:b(ab+1/b-a1)m58.4%=(4.29mm) At:ba1+ca1)m60.0%=(5.00mm)
O(r):Am:a(c+1+1c)m39.6%=(4.17mm) Kr:b(ba1+c-2)m55.6%=(5.45mm) At:b(ca2-1b)m48.8%=(4.24mm)
M2:O(ke):Am:ba(c1c+1ba-2)m56.5%=(4.73mm) Kr:c(ab1-bc1)m.56.0%=(5.00mm) At:b(b-1a+c++)m47.5%=(4.66mm)
▪️Best M2=(O)m56.3%-66.5%=a+(5.25mm)
今回、時間的に炭酸を用いた解析は、
行う事ができなかったのが無念致す所。
これはあくまで、個人的な見解での
解析データであり、風味から織り成す表現は、
人それぞれ十人十色。
ただ、遥か昔から一升瓶STYLEを貫く事、
それはこれからも720mlを含む小瓶の取り扱いは
行う事はないだろう。
何故?と問われるならば、名の通った有名蔵の
販売価格は、2,000円〜3,800円と価格幅がある。
故に、少ない量や高い金を払ってまで、態々
飲食店で飲むのなら、消費者個人が特約店の
酒屋に赴き、自宅において至福の一本で有れば
良いと私は考えている。
真新しい有名蔵ボトルと飲食店をテーマに
設けるのなら、それは720mlは一升瓶に比べ、
容量が少ない。
容量が720ml、仕入れ値が3,600円と設定した
場合、提供量の幅はその店によって、45ml〜
100mlの提供幅がある。
つまり、3,600円の焼酎に対し、1杯900円70mlで
提供した場合約10杯分。900円×10杯=9,000円の
上がりとなり、店側は5,400円の儲けとなる。
勿論、高い金を払ってまで飲む事は悪い事では
ない。その時のシーンに合わせて楽しむSTYLEは
大切な人と一本の銘酒で語り合うのも、
悪くはない。お気に入りの音楽を聴きながら、
デパ地下や手作りのツマミをアテを基に、
飲み方を自分なりにカスタマイズしながら、
楽しむ、それこそニッポンのスピリッツ(蒸溜酒)
でもある。
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